こんにちは、不動産のお父さんです。
一生に一度あるかないかの不動産売却、買主様が見つかってから、どのような手続きを踏むのか分からないし、
必要な書類も分からないと、とても不安になりますよね。
本日はそんな

不動産の売却ってどんな手続きを踏むの? 事前に準備しておく書類はあるの?
という疑問に応えたいと思います。
この記事の信頼性として、
退職するまでに関わった契約は1000件を超えています。
そんな、実践を経験してきた営業マンから、教科書的な事ではなく、より
実務目線でのリアルな回答を行いますので、ご参考になるかと思います。
結論:不動産売却相談から物件の引渡しまでのステップは7つです。

初めに売却相談から引渡しまでのステップを図にします。
↓
ステップ2)自宅の実査定
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ステップ3)不動産会社からの査定報告
↓
ステップ4)不動産会社への売却活動依頼
↓
ステップ5)不動産売買契約
↓
ステップ6)不動産引渡し準備
↓
ステップ7)残金決済
各ステップを詳しく説明していきます。

ステップ1)不動産会社への自宅査定依頼
まずはご自宅がいくらぐらいで売却可能なのか、自宅の査定依頼をしましょう。
売却査定は価格や、売却方法等、多くの会社からアドバイスをいただいて総合的に判断できるよう、必ず複数社に依頼しましょう。ここを面倒くさがって1社に依頼してしまうのかどうかが、自宅を高値且つ満足して売却する為の一つの分かれ道になります。
(自宅売却相談についてのより詳しいアドバイスは以下のリンクをご参考下さい)
<合わせて読みたい>
不動産売却におすすめの会社は?バートナーとなる不動産会社の選び方
必要書類は以下の通りです。
② 自宅の図面
押さえておくべきPoint!
ステップ2)自宅の実査定
売却相談で複数社とアポイントをとると、各会社の営業マンがそれぞれ自宅を訪れ、確認していきます。自宅の日当たり具合や隣接地がどうなっているか、設備の経年劣化状況がどうなっているかなどなど、当日は営業マンが自宅内見をしやすいよう、お部屋の片付けを事前にしておきましょう。
必要書類は以下の通りです。
② 固定資産税の納税通知書
③ 登記済権利書(もしくは登記識別情報通知)
④ 住宅ローンが残っていればその償還表
押さえておくべきPoint!
ステップ3)不動産会社からの査定報告
実査定が終わって数日経つと、今度は具体的な査定報告を受けます。これはご自宅でもそれぞれの不動産会社の店舗で行っても、どちらでも構いません。
複数社に査定依頼を行うと、様々な価格提示と営業マンの経験談などから自宅売却へ向けてのアドバイスをいただけると思います。総合的に判断できるよう、面倒でも、実査定を依頼した会社全ての報告を聞きましょう。
必要書類は特にありません。
押さえておくべきPoint!
ステップ4)不動産会社への売却活動依頼
たくさんの不動産会社から提案を頂いて、この時点で価格のイメージや売却活動のイメージがついてきたことと思います。そしていよいよ売却依頼をするのですが、売却依頼方法は複数あります。(種類の説明については以下のリンクをご参考下さい)
<参考リンク>
知っておきたい不動産用語〜売却を依頼する為の契約<媒介契約>〜
ご自身に合った方法で売却依頼をしましょう。
必要書類は以下の通りです。
② 認印
押さえておくべきPoint!
ステップ5)不動産売買契約
自宅の売却活動を開始すると、ご自宅の内覧などのお問い合わせを受けることになります。ご内覧いただいた方で物件を気に入ってもらえると、購入申込書を受けることになります。価格交渉、引渡しの時期など、売主様と買主様の条件が一致すれば、いよいよ買主様との不動産売買契約を締結することになります。当日は金銭の受け取りも予定しますが、契約書や領収書などは基本、不動産会社が準備してくれます。
必要書類は以下の通りです。
② 認印
③ 銀行通帳・届出印
押さえておくべきPoint!
ステップ6)不動産引渡し準備
無事、売買契約が終了すると、いよいよ物件引渡しに向けて、ご自宅の整理、引っ越し作業が待っています。住宅ローンが残っている方はこの段階で銀行へ連絡し、何月何日に不動産の残金決済がある旨、及びローンの一括返済について打ち合わせをしましょう。
必要書類は特にありません。
押さえておくべきPoint!
ステップ7)残金決済
いよいよ物件の引渡し及び残代金の受領を行います。大概は買主様が利用する住宅ローン依頼先の銀行で決済を行います。不動産営業マンが手続きの段取りを組んでくれますので、任せながら進めていきましょう。
必要書類は以下の通りです。
② 印鑑証明書
③ 登記済書(もしくは登記識別情報通知)
④ 物件の鍵
⑤ 実印と認印
⑥ 残代金受け取り先の銀行通帳&届出印
⑦ 売買契約時に受け取った契約ファイル
押さえておくべきPoint!
【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
不動産売却の流れが少しでもイメージできましたか?この記事を読んでいただいた方に、少しでも物件売却の流れやポイントが伝わればと思います。
また、今回の売却の流れ、必要書類などについては、あくまでひとつのケースとして記載しています。売却する物件やご自身の状況、仲介を依頼する会社によっては案内する内容や必要書類、流れそのものに違いがあります事をあらかじめご確認ください。
最後に、不動産の売却後、次の年にご自身で「確定申告」が必要となります。確定申告に関する詳しい確認については、
以下リンクをご参考下さい。
<参考リンク:国税庁HP>