【住みながら自宅売却する事は可能?】メリット・デメリットを実務経験を参考にご紹介

こんにちは、不動産のお父さんです。

自宅を売却する事になったのだけど、引っ越してからじゃないと売れないの?
そもそも自宅が売れてからじゃないと引っ越せない?
住みながら売却できないの?

不動産を売却する時に、
こんな悩みを抱えている方、結構いらっしゃいます。

結論から申し上げますと、不動産は住みながらでも充分に売却可能です。
今回は住みながら売却する事の良い面、悪い面をまとめましたので、
ご自宅の売却方法について悩まれているようであれば、是非、ご参考にして頂ければと思います。

この記事の信頼性として、

わたくしこと不動産のお父さんは、10年以上大手不動産仲介会社に勤務。
退職するまでに関わった契約は1000件を超えています。
そんな、実践と実績を残してきた営業マンから、教科書的な事ではなく、より
実務目線でのリアルなアドバイスを行いますので、ご参考になればと思います。
目次

住みながら自宅売却する際のメリット

ご案内時に居住者の立場として説得力のある意見をお伝えできる。

購入検討顧客は不動産営業マンよりも売主様の話しを圧倒的に素直に聞いてくれます。これは、不動産営業マンの上っ面な営業トークなんかよりも売主様の「住んでみての生の声」の方が圧倒的に説得力があるからです。

良い事ばかり言う売主様の声にはさすがにお客様も警戒してしまいますが、素直な、住んでみて良かったところ、悪かったところをお話しする姿勢は好感となり、物件購入を促す判断材料になりえます。

検討顧客に家具の設置イメージ(生活イメージ)を伝えやすい

適所に家具がおいてある事で検討顧客も生活のイメージが想像しやすく、好材料となる場合があります。

仮住まい等の費用を抑えられる

ご自宅を売却する際にわざわざ空室にする為に仮住まいをご検討される方が時折いらっしゃいますが、物件によっては半年〜1年ぐらい売却期間がかかる事もあります。住みながら売却する事で仮住まいの費用が発生しませんので諸経費を抑える事ができます。

空室による空家リスクは抑えられる

長期間ご自宅を空家にしておくことで、犯罪や放火などのリスクが高まります。空家にすると、大抵の売主様は不動産仲介会社に鍵を預けることになりますが、仲介会社は物件の管理会社ではありません。あくまでご売却のお手伝いをする事が主ですので、定期的な物件の状況確認などを行う「義務」は無いのです。

あくまで売却期間中の空家トラブルが発生した場合、対処するのは売主様自身です。

住みながらご売却を行う事で、この空家リスクは抑える事ができるでしょう。

空家にする事で急激な自宅の痛みを回避できる

期間にもよりますが、空家にすると、家は急激に痛む傾向があります。
水回り等の設備機器もそうですし、適度な空気の循環が行われなくなることで、各種木材も傷んでしまったり、結露等の原因になる場合もあります。

特に、不動産のお父さんの経験談として多いのは給排水管のトラブルです。給排水管や接続部パッキンなどは、一旦水を通さなくすると、管内が急激に乾燥し、内部腐食やパッキン割れの原因となり、水漏れ事故を発生しやすくします。

売主様がお引越しするまでは問題なく使えていたので、急に不具合が起きてもなかなか納得いかないケースが多いのですが、この空室売却においての、水回り故障トラブルは何度も何度も経験してきました。

住みながら自宅売却する際のデメリット

部屋の状況によっては本来売れるはずの値段で売れない可能性もある

はっきり言ってしまうと、売主様によってはモノが多すぎる事で、実際よりも部屋が狭い印象を与えてしまい、なかなか成約に繋がらず、結果的に本来の相場よりも安く売れてしまう事になる。というリスクがあります。
明らかにモノが多いのであれば、ご売却活動前に一度整理をする事をおすすめします。

空室じゃないから見れないという勘違いをされている事がある

居住しながら売却する場合、物件情報欄には原則「居住中」と記載します。
検討顧客によっては、「居住中」物件は原則内覧ができないもの。と勘違いをされている方、意外といらっしゃいます。

インターネット上で、売主様も営業マンも気づかぬうちに、顧客離れが起きてしまっている可能性があります。

プライベート空間を見られます

いざ、内覧対応となれば、ご自宅を開放して、個室も原則は見せる事になります。
収納なんかも扉を開けて、広さや高さを見てもらいます。
お部屋にあるプライベートなものは見られてしまう可能性が高いです。
また、インターネットの物件情報ページにもできるだけ室内写真は掲載したいものです。室内写真数と物件問い合わせ数は比例関係にあります。室内写真が充実している物件ほど問い合わせがきやすいのが事実です。
場合によっては自宅寝室をネット公開する事も覚悟しなければなりません。
(当然、プライベートな空間は掲載しないという選択肢もアリです)

常に部屋を清潔に保っておかなければならない

売却活動を始めると、常に物件情報は公開されています。という事は不動産会社にはいつでも問い合わせが来る状況という事です。突然、「明日か明後日にでも実際に見てみたい」という問い合わせはしょっちゅうきます。中には売主様居住中でも「今日見たい」と連絡がくる事も。

突然の内覧相談に対応できるよう、常にお部屋の状況には気を配っていなければなりません。この精神的な負担はなかなか大変です。

モノがあることで気づかなかった傷により後日トラブルの可能性も

デメリットの中でも一番気をつけたい部分です。自宅にモノがある事で、どうしても見えない部分は生じます。売主様自身も気づいていなかった傷が、売買契約の後のお引越し作業中に気づいてしまう事もあります。

中古物件なので多少の傷、汚れは覚悟してもらう。居住中物件としてのこのようなリスクを想定した上で買ってもらうなど、事前に買主様へお伝えすることである程度は「許容してもらう」事はできますが、やはり「限度」はあります。

特に水回り周辺は要注意です。水シミによる「腐食を兼ねた劣化」が生じている場合もあるので、契約前にできるだけ確認したいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
住みながら売却をするのも、空家にしてから売却をするのも一長一短です。
ご自身の現在の生活の仕方、ご自宅の状況により、向いているかどうか、本記事を通じてある程度判断ができると思いますのでご参考にして頂ければと思います。

また、ご自宅の売却については必ず複数社へ相談しましょう。複数社へ相談した方が良い理由についてはコチラをご参考にして頂ければと思います。

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